標準仕様書 序文
鉄筋溶接継手工法の概要
鉄筋溶接継手が開発されて 30 余年、平成 12 年に施行された建設省告示第 1463 号により溶接継手も圧接継手と同様に一般的な継手として扱われるようになった。しかし、これまでの溶接継手には個々の評定制度のために一般化することができず、内容と技術のばらつきが溶接継手の最大の悩みの壁となっていた。
そんな中、圧接同様に溶接継手の一般普及を目的として当協会が発足した。評定制度を性能評価書と施工認定制度に転換したことで一般普及が現実化。「シンプル・イズ・ベスト」を追求した溶接継手本来の特徴を最大限に引き出した鉄筋溶接継手工法は全国の様々な建設現場で施工が可能である。
鉄筋溶接継手工法の特徴
- 国土交通省(旧建設省)告示 1463 号に適合
- 裏当て材は JIS G 3131、溶接材料は JIS Z 3312 材を使用
- 性能評価委員会による性能評価書(A級)により全国の認定施工店に於いてA級溶接継手施工が可能である。
- 全国ネットワークにより溶接技術者の確保が出来て大規模工事や高条件の案件でも素早い対応が可能である。
- 溶接継手の改善を次々と行なっており、本来の長所を生かした高品質、施工性、トータルコスト、全てに於いて非常に優れた高品質な溶接継手の提供が出来る。
- 特殊塗料を塗布した裏当て材で、溶接後に於ける全周外観検査が可能である。
- JIS Z 3882-2015 による資格管理で高い信頼性を確保。
- 特許、商標登録、実用新案を取得。
- 国土交通省、経済産業局(経産省)、一般財団法人日本規格協会 確認済(2019.9)